【アルファード】

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【アルファード】

トヨタの最高級3列シートミニバン。日産・エルグランドに真っ向勝負となるモデルで、2代目エルグランドとほぼ同時期に発表された。プラットフォームは2代目エスティマに採用したFFプラットホームを用いており、乗車定員は7人もしくは8人。エルグランドが最新モードのインテリアを採用したのに対し、こちらはあくまでも純和式の豪華さを目指した。面積の広いウッドパネルはその典型である。全車にパワーウインドウ付き両側スライドドア、イージークローザーシステム、リモコン開閉が可能なパワーウインドウを装備。リモコンパワースライドドアや国内初のパワーバックドアが設定された。 2.4Lおよび3Lのエンジンを搭載する。かつての「グランビア」、「レジアス」と同様にフロントエンジンであるが、後輪駆動であったグランビア(グランドハイエース)/レジアス(ツーリングハイエース)とは異なり前輪駆動が基本である。また、すべてのグレードで4WDモデルを選ぶことが可能。 [編集] 歴史 [編集] 初代(2002年-) トヨタ・アルファード アルファードV前期型 アルファードG後期型 アルファードハイブリッド 製造期間 2002年 ? ボディタイプ 5ドア ミニバン ハイブリッドシステム THS-C, E-Four エンジン 標準 1MZ-FE型 3.0L V6 220ps 2AZ-FE型 2.4L 直4 159ps ハイブリッド 2AZ-FXE型 2.4L 直4 131ps モーター 前:1EM型 13kW/11.2kgm 後:1FM型 18kW/11.0kgm トランスミッション 標準:5速AT、4速AT (Super ECT) ハイブリッド:CVT (Super CVT) サスペンション 前:ストラット 後:トーションビーム 駆動方式 FF/4WD 全長 4840mm 全幅 1805mm 全高 1935mm ホイールベース 2900mm 車両重量 1780-2050kg 乗車定員 7-8人 最小回転半径 5.6-5.8m 先代 グランビア レジアス グランドハイエース ツーリングハイエース トヨタ・ハイエース(ワゴンタイプの7,8人乗りグレード) 車台を共有 する車種 2代目トヨタ・エスティマ 同クラスの車種 日産・エルグランド ホンダ・エリシオン 2002年5月22日 - 「グランビア」(1995年発売)・「レジアス」(1997年発売)・「ツーリングハイエース/「グランドハイエース」共に(1999年発売)などの統合後継モデルとして発売。 2003年 - ハイブリッド版が発売。 2004年4月 - ビスタ店の統合によりアルファードVの扱い店がネッツ店になる。同店の上級ミニバンの扱いはグランビア以来2年ぶりとなる。 2005年4月 - マイナーチェンジ。内外装の変更。G-BOOK ALPHAなどを対応した。また、法規制により、サイドアンダーミラーが装着された。メーカーオプションのナビはサウンドライブラリ内蔵のHDDタイプとなる。 2005年8月 - レクサスが日本でも開業し、ネッツ店からアリストが消えたことに伴い、アルファードVが同店の最上級車となる。 [編集] 売れ行き グランビアの時代にはエルグランドに大差をつけられていたが、アルファードは2400ccエンジンを選べるという利点を生かし驚異的な売れ行きを見せ、グランビアの屈辱を晴らすかのように国内のLLクラスミニバン市場でトップである。同クラスではエルグランドと人気を二分しているが、エルグランドが現在の日産車に共通する「モダンリビング」のインテリアや初代から受け継がれたインパクトのある洗練されたエクステリアを持つのに対し、アルファードは高級旅館をイメージした木目と革がふんだんに使われた豪華絢爛演歌調なインテリアとエルグランドに負けないほどの押し出しの強いエクステリアを持つ。 なお、イメージキャラクターはジャン・レノを起用している。生産はトヨタ車体が担当 [編集] エンジン・駆動系 エンジンは2代目エスティマと同様、2AZ-FE型直列4気筒2400cc (159ps) と1MZ-FE型V型6気筒3000cc (220ps) とハイブリッド用の2AZ-FXE型直列4気筒2400cc (131ps) がある。 トランスミッションに関しては、2400ccの2AZ-FEにスーパーインテリジェントオートマチックの4速仕様が設定されている。3000ccの1MZ-FEには、当初、スーパーインテリジェントオートマチックの4速仕様を組み合わせていたが、マイナーチェンジで5速仕様に変更されている。ハイブリッドではTHS-Cと呼ばれるベルト式CVTを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載されている。 エスティマのプラットフォームをベースとしているため基本駆動方式はFFであるが、全車に4WDが設定される。エスティマよりもリアの重量が重くなったためFFでは駆動力がかかりにくいと言われているが、実用上の問題は最小限である。4WD車は、エスティマに採用されたアクティブトルクコントロール4WDとは異なり、ビスカスカップリングをセンターデフとした本格的なフルタイム4WDが搭載されている。 [編集] ロイヤルラウンジ アルファードから2列目シートを撤去した4人乗り仕様。後席には専用のシートが装備されパワーシート、集中スイッチ(窓、カーテンなど)、オットマン、読書灯などを備える。足元の広さは高級セダンを遥かに凌ぐ。G・Vとハイブリッド全車に設定があるが、ハイブリッドの方が価格上昇を抑えるために装備の質が落とされている。(G・Vが本革シートなのに対しハイブリッドはモケットになっているなど)その代わり通常のアルファードにはない、電動カーテンやパワーバックドアが特別装備される。架装はトヨタモデリスタインターナショナルが行う。 [編集] コンセプトカー 第40回東京モーターショーにて「新世代の高級ミニバン」を表した[1]コンセプトカー「FT-MV」が展示された。 前期型(リア) 後期型(リア) ハイブリッド(リア) 香港の新界タクシー 車椅子仕様車 FT-MV [編集] 取り扱いディーラー 取り扱いはGがトヨペット店、Vがネッツ店(2004年4月までビスタ店)。ハイブリッド版は両店で取り扱い。なお、GとVの違いは、フロントグリルだけである。また、前モデルのグランビア/グランドハイエースも同様にフロントグリルが違い、バックランプもちがう。


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